初ひとり海外旅行、優しい台湾の若者と心温まる”一期一会”の体験記

40代、自力で飛行機に乗る術を知らないまま空へ

別記事で、今回40代の私が、

台湾の高雄へ、海外一人旅に至ったことを書いてるが、

この旅行で忘れられない素敵な出会いがたくさんあった。

そのトップバッターともなる最高の『一期一会』について書きたい。

飛行機に乗るのも人生3度目で、

過去二回は同乗者がリードしてくれたおかげで、

自分では飛行機に乗る術を知らないまま40代になり、

今回ひとりで期待と不安を抱きつつ飛行機に乗った。

突然、フレンドリーな台湾美人からのコミュニケーション

飛行機で席に着くと、突然、隣に座った若い綺麗な女の子が

「あなたはひとり?旅行?」みたいなことを聞いてきた。

まずその子の可愛さにおののきつつ、

やっぱり外国人は気さくだなぁ、なんて思いながら、

何を言ってるか解らなかったが私が頑張って

ひとりです。旅行です。

みたいなことを言うも、

彼女全く日本語が分からず、

かといって私の拙い英単語も聞き取れず、困っていた。

何?何?みたいな、交わらないやりとりを数回した結果、

あ~・・・(ダメだこりゃ)

となり、瞬時に会話が終了

残念だけど、これでいいのだ。

彼女も、反対隣に居た彼女の母親と話し出したので、

・・・もう私には話しかけられないよな、と思ったところ、

彼女はめげずにまた話しかけてきた。

ただ、本当にお互いが微塵も日本語がわからない、中国語がわからない、

私に関しては英語もサッパリわからない。

(実際、3日間で口にした言葉の98%は日本語だった。)

一人で海外に行くくせに、まさか英語が微塵も出来ないなんて彼女も想像してなかっただろう、

困ってたのか、ちょっと引いてたのか、

どっちだかよくわからないが、なんともいえない空気だった。

翻訳機が使えない飛行機内で海外の人と対話するために『筆談』

気まずいは気まずい、

これから3時間お隣さんである。

わざわざ話しかけてくれた女の子に申し訳ないじゃないか、と思い

私もどうにか応えないと、と努力をする。

飛行機内で翻訳機も使えなかったので、苦し紛れに私はバッグからガイドブックを出して、

高雄のページを見せて「ここに行くよ」と指さしで伝えると、

彼女が紙に漢字と英語を混ぜて更に会話をしようとした

「これで話、出来るの・・・?」という疑念を抱きつつ、

私もメモとペンを用意し、漢字を書いていく。

「旅行、一人、高雄友人会。」「夜、六合夜市、一人」「台湾土産何推薦?」とか。

すると、彼女もどんどん書き込んでくれて、

「台湾友人、何故友達?」(なんで友達になったの?)

「仕事。我働洋服屋、客→友人。」(働いていた店にお客さんで来て友達になったよ)

と、お互い漢字を読みながら連想ゲームみたいなことをやっていたわりに

意外と会話が続いた。

3時間の筆談で、台湾人と予想外に会話が深く盛り上がる

彼女は今まさに行って来た日本旅行の写真を見せてくれて、

趣味やおすすめの話や、美容の話など、

漢字の筆談と写真を見せ合うことで思いのほか盛り上がった。

やっぱり台湾でも鬼滅の刃は人気で、彼女は宮崎駿を昔から見てたらしい。

こういうとき、趣味は国境を超えるので良いな、と思う。

良いものは海外にもシェアされてるし、

言語は違えど、『そこに感動できる感性』みたいなものは共通だ。

中国語はわからないにしても、せめて英語ができれば彼女ともっと話せたのに、と思い、

英語、勉強、後悔・・・

と書いた私に対して、彼女も

me too・・・日語、NONO、後悔・・・

と書き、二人で笑い合い、

本当に楽しく、たくさんの会話をした。

飛行機が台湾に着いた時、彼女は私に

「welcome to Kaosiung(高雄)!」と言った。

ひとり旅、必要以上にフットワークが軽くなってしまう件

それだけでなく、飛行機を降りてから、

初めてのひとり海外だと言う私に、出国手続きに付き添ってくれるばかりか、

「私はここから母と車で帰りますが、あなたをホテルまで送りますよ。」

奇跡のような申し出をしてくれた。

これは私の独断と偏見ではあるが、『美人はホントに性格が良い』。

この台湾美女も例外に無く、私はありがたく厚意に甘えることにした。

普通、日本人の連れと来ていればこんなことにはならないと思う。

機内では日本人同士で「たのしみだねー」とか盛り上がってるはずだし、

外国人に声をかけられたら

「ちょっと怪しくない?やめとく?向こうに地下鉄あるんじゃない?」などの展開にもなり得る。

しかし今回私はひとり。

言葉もわからない異国の地でひとりだと、

直感的に好きだなとか大丈夫そう、思った相手には【甘える】という選択肢が濃厚になる。

彼女と彼女のお母さんに連れられて来たところにワゴン車があって、

強面の男性が待っていて、

うわァ、これが彼女のお父さんか。怖いけど娘さん(彼女)にはお世話になったから・・・

と思い、

ゴツい強面男性に粗相がないようにと必要以上に丁寧に笑顔を向け会釈をしたんだけど、

しばらくして

彼女が「私たちの車があるとこは少し遠いので、このシャトルバスで行きます。」

と言ってきて、

今乗ってるのはシャトルバスであるということを言って来た。

なんだ・・・

私が怯えて挨拶をした強面は、彼女の父親でも何でもなかった様子。

その事実にちょっと安心したのがバレたのか、彼女からは

大丈夫、私たち、怪しい者じゃありません(笑)

と、Google翻訳を見せられた。

飛行機を降りてからはGoogle翻訳が使えたので、

車の中で、街のことや日本人、台湾人について

走行中もずっと携帯の画面を見せながらお互いお喋りをした。

台湾人の驚くべき親切。ホスピタリティの極み。

私はどうしても聞きたくなった疑問をぶつけてみた。

なんで台湾の人はこんなに親切なの?

日本人も親切だよ。でも、台湾人は親切は自分がしたいからする。

なるほど、その親切に迷いが無いのだ。

日本人であれば、「もしかしたらここまでは相手が求めないかもしれない」とか思って、

相手の求めていそうなことと、自分が出来ることを見比べて、ジャッジしたのちにする親切なのに対して、

彼女をはじめ台湾人は「自分がそうしたいから。」で、見返りを求めてない。

『親切』が当然の行動のように細胞に刻み込まれてるような感じがした。

だから私がお礼に、台湾の友人に渡すつもりで日本から持って来たお菓子のひとつを彼女に渡したんだけど、

そんなに感謝はされなかったw

ああそれね、ありがと。

ぐらいのリアクション(笑)

その先に出会う親切な台湾人みんなそうだった。

というのも、

自分が他人に見返りを求めず親切をするのが普通だから、

他人の親切にも「そうだね、貰っとくわ。」ぐらいのクールさがあるのだ。

それから車で30分は走行しただろうか、

飛行機の時からずっと乗り物内で文字を追っていた私は、久しぶりに車酔いに見舞われた。

今思えば本当に失礼な話だが、何回も

「もうホテル近い?」と彼女にGoogle翻訳をかざしてた。

ふと彼女が「おすすめの台湾のジュースをご馳走する」と言い出して、

車酔いMAXで飲めそうになかったが断れず・・・

と思っていたら、たまたま店が閉まっていたので少しホッとして

私は「明日飲んでみるね!」と言った。

(※そのあと一人で夜市へ行って、その店の別店舗でジュースを買い、約束は果たせた)

しかし彼女の優しさにはとても救われて嬉しかった。

一人で異国の地に行く心細さもあってか、

人の親切のありがたみを普段の何倍にも感じたことで、

「私も日本に海外の人がいたら、今度から絶対に親切にするよ。」と彼女に誓ってきた。

このとき、私も一日一膳をモットーに生きていきたい!親切をしたいっていう気持ちが不思議なぐらい溢れ出した。

台湾は優しさが伝染する国で、だからそれが国民性となったのかもしれない。

旅の温かさと寂しさ【一期一会】は癖になる

ホテルについてから、次は彼女のオススメの台中に行くね、とか言いながらも

結局名前も連絡先も聞けなかった。

インスタでもやってれば良かったものの、

あいにく陰キャなのでXでどうでもいいことをボヤいてるだけなので、

キラキラした台湾美女(しかも若者)に「SNS交換しよう」なんて言えなかった。

これだけ仲良くなったのに・・・

やっぱり私は日本人だからか、旅の経験が浅いからか、

その両方なのかはわからないけど、遠慮をしてしまうのだ。

はじめとは違う、ちょっと寂しい空気が漂ったまま、「じゃあね。」と別れて、

ホテルの前に着いてもずっと彼女の車を見ていた。

日本で友達ができない私が、海外の友達も作り損ねた失望でGeminiにそのことを話したら、

『これが一期一会の美しさ』だと言われた。

そして3時間におよぶフライト中に彼女と筆談をした私のメモ帳約20ページは

心温まる旅の宝のひとつになった。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次