【ネタバレ感想】映画キングダム『大将軍の帰還』観てきた!

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【ネタバレ感想】映画キングダム『大将軍の帰還』観てきた!

先日、

2024年7月12日公開の映画

『キングダム4~大将軍の帰還』を観てきた。

キングダムといえば今までにも、

①『キングダム』

②『キングダム2 遥かなる大地へ』

③『キングダム 運命の炎』

とあったが、

キングダムの映画化が決まった当初からすでに

ここまで(大将軍の帰還)はやろうというお話だったらしく、

ある意味、前の三作はこれに辿り着くための前振りだったのか、と思うほど、

シリーズの中でも一番何もかもが良かった!と思ったので、

気になった個所について、書いていきたい。

龐煖(ほうけん)の襲来、信と羌瘣との乱闘

始まりから急に、龐煖が飛信隊を襲いに来るのだが、

龐煖、強過ぎて引いた・・・

もう、言葉を失うような惨状。

人がたくさん吹っ飛ばされ、龐煖の前では誰もが小人・・・

実際、龐煖役の吉川晃司さんは、

龐煖の武器を初めて見たときに『マジで?!』と思った(笑)らしく、

あんな大きくて物騒な武器、

振り回して良い場所なんか山しかないだろーってw

この役作りで1ヶ月山に籠って修行をしてたそうだ。

実際の漫画でも、信や羌瘣の3倍はあるであろう人外のようなものとして描かれているので、
そのために14キロも増やして(!)強靭な身体を作ることに成功されている。
龐煖も凄かったが、それを受ける羌瘣のアクションシーンも・・
清野菜名さんはアクションが多い女優さんなだけあって、
試写会とかで洋服を着てる場面などでもスタイルの良さが際立っている。
「これだけ動けばこんなふうになれるんだろうな」と頭で納得しながら
ケーキを食い散らかしている自分がいる。
ああ、うらやましい。
激しさの中に華麗さや上品さを感じる綺麗な動き
あのジャッキーチェンが宿ってるような動きだった。

尾平と尾到の命懸けの逃走劇

龐煖に襲われて、そこに趙の軍も来てしまい、

絶体絶命のピンチの中で飛信隊が逃げ出すところもハラハラしたワンシーンだ。

もう、いつバレても捕まってもおかしくない・・・

そんな中、重傷で気を失った信を、

怪我をして杖をつきながら歩いてた尾平と、

お腹に傷を負いながら信をおんぶして歩く尾到で逃げるシーン。

ここは実際漫画で読んだのだが、

尾平と尾到どちらが亡くなるのか、忘れていて、

「どっちだったかな~」と思いつつ観てた。

尾平が自分の貴重品など全部尾到に託して、信を連れて逃げるように言うシーンがあり、

やっぱり怪我してるからもうやられる覚悟で

自分がおとりとして出ていくのだ、と

弱そうな尾平が勇気を振り絞るところも胸が熱くなった。

しかしなんと、亡くなったのは信をつれて歩いていた尾到がのほうだった。

信が目を覚まして少し昔話をする。

そのあと、そのまま眠るように尾到が亡くなった。

そっちか・・・・そっちだった・・・・。
尾平はどうにか命からがら逃げて来れたけど、
結局二人とも、死ぬ覚悟を持って信を守っていた、ということだ。
私はもう、開始30分でラスト並みに泣いた。

騰(とう)のファルファルの実写、要潤の快演

一番鳥肌モノだったのは、

騰のファルファルだ。

漫画と同じように敵をどんどんなぎ倒していくのだが、

強過ぎて・・・!!

「出た!!ファルファル!!」と、

時間が止まったように、そのシーンは印象的で

騰ファンとしては夢のような瞬間だった。

本当に映画のスクリーン内での構成自体が、

漫画のシーンを見ているみたいな捉え方をしていたように感じ、

とことん原作に忠実に作られたシーンなのだと解った。

漫画でも騰って凄く魅力的なキャラクターだが、

要潤が演じることでさらにカッコ良かった。

騰はカッコイイけどコミカルなのが最大の魅力。

漫画のあの顔を思い出して欲しい。

いるだけでちょっと笑えるっていうか・・・

そのコミカルでシュールな感じが私は大好きだ。

要潤は、気品漂うイケメンっていう役が多いイメージだったが、、

コミカルな騰にもなれるなんて、

役者としての幅広さを感じ、

他の出演作品も色々観てみたくなった。

小栗旬演じる、冷酷さと優しさを兼ね添えた李牧

キングダムで欠かせないダークヒーローが李牧。

悪役でありながらも、優しさもあって、

民衆から慕われるカリスマ性も高い。

やってることはズルかったりするし、

とくに今回はすっごく姑息であった。

どんなに李牧がイケメンでも一瞬嫌いになるほどの姑息さである。

しかし、要所要所で見られる優しさもあり。

最終的にはなんだかんだカッコイイのが李牧。

結局良い人なのか悪い人なのかわからないままの李牧だが、、

そんなもの超越するくらい魅力的に、小栗旬が演じ切ってる。

パンフレットによると、小栗旬は実は他にやりたい役があったようだが、

いざ映画を観ると、

誰でも「李牧は小栗旬以外考えられない!」となるだろう。

これで李牧が好きになり、そのあとすぐ漫画を読んだ。

李牧の魅力はまだこのあと68巻から大爆発する。

とくに女性には絶対観てほしい!

もう、李牧が良い男過ぎて・・・

とくに漫画の李牧の恋愛シーンは・・・信と羌瘣より好きで泣ける!
今まで栄政、蒙恬推しだった私が、李牧も推すきっかけになった回だった。

王騎(おうき)と摎(きょう)の悲恋、キングダムの恋愛模様

王騎の大沢たかおさんが素晴らしいのは周知の事実だ。

本当に、回を重ねるごとにどんどん王騎になっていて、

今回はその集大成を観れた。

そして

王騎と両想いの摎がとにかく可愛い。

男だらけの戦の場面に似合わず

白くて華奢で、明らかに浮いていたが、

だからこそ、それだけ特別感があってお姫様のようで素敵だった。

そして原作では王騎は、生粋のゴリラ顔だが、

好きな女性を想う王騎をあの大沢たかおが演じてるから文句なしにカッコいい。

そうだそうだ、ここ何年かゴツくて強い王騎の姿しか見てないけど、

大沢たかおって男性としてもめちゃくちゃカッコよかったんたっだ!

と久々に思い出した瞬間だった。

そんな大沢たかおと一回でも結婚できた面白ミュージシャンが心底羨ましい。

大迫力!王騎将軍と龐煖の戦い

そんな王騎が龐煖と戦うシーンは

映画の中でも一番の激しいアクションシーン。

「これ、怪我でもするんじゃないかな・・・」と観ていたが、

やっぱり実際このキングダムのアクションシーン。

怪我だらけで常に誰かが手当されてる、みたいなのが多かった

大沢たかおがインタビューで語っていた。

役者さんたちの本気度と完成度がとにかく凄い・・。

激しすぎて歩けなくなったりしたけど、

俳優である大沢たかおが、

俳優である山崎賢人に、

役者として

背中を見せないといけないと思ってやりきった、とのことで

私たちでも日常的にある

『次の世代に引き継ぐ』ということを真面目に考えさせられた。

2回目にあのシーンを観るときには、

大沢たかおにそういった想いがあったことを踏まえて観たいと思う。

王騎将軍の最期、信やみんなに想いを託すシーン

終盤で、龐煖にやられた王騎を、信が馬に乗せて一緒に走るシーン。

実際山崎賢人さんも原作で何度も何度も読んでる好きなシーンなんだとか。

まもなく命が尽きようとしている王騎が、

信の近くで、信だけに、

大将軍の観る景色を教えるのだ。

大将軍における大事なことやその醍醐味、

全部を凝縮したような、

一番伝えたいであろうことを教える大切な場面。

やはり生きてるからには、

次の世代に何かを伝えて人間が続いていくのも大事だ、ということに気づく。

今では消えかかってるけど、

人の熱さや想いや、技術や、、、

現代は悲しいことに、それを全力で伝える人もいなかったり、

それをしづらい社会にもなってきた。

しかし、良いものは受け継がれながら、

そこにまた争いや競争があって繰り返されることで世界は磨かれていく。

王騎が最期に言った

「これだから乱世は面白い。」という言葉を、

私はそう解釈した。

これを受けた後でラスト、

信がみんなを鼓舞する姿は最高だった!

キングダム『王の帰還』は何回でも観たい名作!!

いつもパンフレットを買ってもほぼ読まない私が、

今回のパンフレットは全員に配り歩きたいくらい良かった。

今回の映画のパンフレットの中に、

重要な瞬間を切り取った写真がたくさん並んでおり、

それだけでもパンフレット買って良かったと思ったが、

とくに大沢たかおさんと原泰久さんのコメントに心が打たれた。

グッズは王騎キューピーが当日完売していたので、

すぐにメル●リで検索し、

まんまと転売屋から、ちょっと上乗せした価格で買った。

だって、王騎のキューピーって、

可愛いこの上ないのだから・・・

どうしても欲しかったのだ。。

あとは王騎のブックカバーと、矛のキーホルダーを購入。

音楽も、個人的にキングダムにはワンオクが一番合う!と思ったが、

今回の『Delusion:All』も、

シリーズ最高作にふさわしい、壮大な曲で、Amazon musicでヘビロテしつつ

パンフレットを読み、

漫画を読み、沼にハマった。

最後にキングダム漫画68~72巻までの感想

映画を観てすぐに68~72巻あたりを一気見したのだが、、

とにかく見どころ多い濃厚な内容だったように思う。

さきほどお話した李牧の恋愛に加え、信の恋愛も進展するし、

あの桓騎の恋愛だってついに明かされるのだ。

とくに桓騎の生涯にフォーカスして描かれていて、

王騎と同じで

最期まで堂々としていて本当にカッコよかった!!!

というか若いときの桓騎のイケメン過ぎる
なんで桓騎があんな残虐でふざけてそうな人間になったのか、
それは実は純粋過ぎる想いがあったのだと。
そしてあの壁将軍のピンチも、見てられないくらい酷くて、
一刻を争うまま、72巻がプツっと終わる・・・
早く73巻出してえええええ!!!
そんなわけで、
きっと夏休みもぶっ通しで上映される予感なので
あの感動をまた大スクリーンで観に行くことにしよう。
※今ブログでお話したその後のストーリーはこのへんです↓

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